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「Noを伝える技術」を読んだ

https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798190563

プロダクトマネジメントという言葉自体は知ってはいたのだけど、プロジェクトマネジメントとの区別はついていなかった。まずはその区別をつけられるようになったことがこの本を読んだ一番の収穫だったように思う。

プロダクトマネジメントというか、なんでも何かを作るときにはその形を想像した後に実現する。想像をちゃんとすることが難しいことはそこそこ語られているように僕は感じている。例えば "A Philosophy of Software Design" では序盤の方で建築との対比でソフトウェアを作るためには設計を想像できることが、アニメの葬送のフリーレンでは魔法を使うためにはその結果をイメージできることが必要だと語られている。

そういう理解の流れが僕の中にはあって、プロダクトマネジメントはソフトウェアとかで構成するプロダクトがどんなふうであるかを想像がついた状態にすることが頑張りどころなのだろうと思っている、

Noを伝えるということはそのイメージをプロダクトのステークホルダーの間でリファインすることであって、そのためにプロダクトマネージャがぶれない軸を持つ(個人としてちゃんと想像しておく)とか、ステークホルダーと上手にコミュニケーションするとかが有効なのだと思う。


この頃はエンジニアとしてボトムアップなプロダクトの開発をしていて、そういうプロダクトマネジメントをやらなきゃとなっているので読めてよかった。